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これがカタ・ジュタ。青い空と赤い岩とのコントラストが見事でしょう。
1枚の岩と言われるウルルに対してこちらは36個の巨岩からなる壮大なオルガ岩群。
ウルルと同様、カタ・ジュタというのはアボリジニーの言葉だそう。

エアーズロックと言えば日本でも知らない人はほとんどいないのではと思うけれど
一方こちらのカタ・ジュタについてはあまり知られていないのでは?
というか実際私は随分最近まで知らなかった。
ここ数年でこのカタ・ジュタにある「風の谷」が
『風の谷のナウシカ』と結びつけて語られることが多くなったので
少しずつ知名度が上がってるかも。
実際にここにある岩の形がナウシカに出てくる玉蟲のモデルとも言われてるらしい。
実はオーストラリアには宮崎駿作品の舞台となったのでは?と言われる場所が
たくさんあって、ひそかにリストが出回ってるくらいなのよね。
でも本当のところはそうではないらしく、最近ではそういった内容の記事などには
必ず「モデルになったと噂の」という書き方をされている。
ま、それでもそういうところを訪れてみるのはなかなか楽しいものである。

と話はズレたけど、とにかくエアーズロックリゾートに着いたその日の午後
私達はこのカタ・ジュタを見るツアーからスタートしたのだ。

日本語のツアーということで周りはほぼ90%くらい新婚旅行チック。
大型観光バスがほとんど満員でその90%が新婚系ですから。
親子連れ、しかも娘が新婚さん達よりかなりトシというのは
なかなかユニークだったのではないかと(笑)

しかしそれにしたって、この青い空と赤い大地を目の前にして
コーフン気味のこのトシ寄り3人組に比べてこの新婚さん達の覇気のないこと。
目が死んでるって(笑) 特に男性陣。
確かに陽射しは強いしハエはいるし、長旅でお疲れってこともあるだろうけど
それにしたってそんな死んだ目で・・・。
海外旅行のある意味定番のオーストラリア、エアーズロックに来る人達の中には
初海外旅行って人も大勢いて結構しんどいものなのかしらね。

そんなしんどそうな人々もコーフン気味のトシ寄り達も
皆ガイドのリチャード(日本語ペラペラ)についてちょっとしたウォーキング。

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左の写真はオーストラリアで初の野生の爬虫類くんとの出会い。
この後あれほどまでに爬虫類に魅力を感じるようになるとはこの時は気付かなかった・・・。
そして右はアボリジニーの言葉で「マラマラ」という花。
何でも人を形容するのにこの「マラマラ」という言葉が使われることがあるそうで
その意味は「可愛いだけで役に立たない」ということなのだとか(笑)
アボリジニーの世界では全てのものには役割があるそうなのだけど
(例えば植物なら食べられるとか薬になるとか)
このマラマラは何にもならないらしいのだ。
ひどい言われよう!と思ったけど、よく考えたら可愛いんだからいいじゃんね?

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そしてこちらはウォーキング中の風景。
左の写真、岩の影が隣の岩に映り込んでいるのだけど
ちょっと亀とか恐竜とかに見えない?
右の写真の手前に見えるのは前述のマラマラ。
そしてその真ん中辺りにある緑のふんわりした植物はスピニフィクスというもの。
この先もあちこちで見ることになるのだけど
そのふんわりしてそうに見える見掛けと違ってこれが非常に鋭い葉を持った植物。
刺さるとチョー痛いです(笑)

本当は風の谷を歩けると思っていたのだけど私の行ったツアーでは
別のコースのウォーキングだった。
でもどうやら風の谷のコースはアップダウンが激しいみたいで
両親にはムリだったかも。ひょっとして私にもムリだったりして?

ともあれ充分にこちらを楽しんだ後はいよいよウルルのサンセットなのです。
それはまた次の記事で(^^)