3ヶ月間のオーストラリアの旅の中で多分最大の贅沢。それはこちら。

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残念ながらウルルに登れなかった父。彼には野望があった。
それはつまり空からウルルを眺めること。
行きの飛行機で空からウルルにご挨拶はしていたのだが
それでは物足りなかったらしい。

基本的にこの旅のプランは全て私が立てた。
宿をとり、移動手段の手配をし、ツアーを探して申し込んだ。
その中で父がたったひとつだけ自分からやりたいと言い出したこと。
それがヘリコプターで空からウルルを眺めることだった。
冗談とも本気ともつかない様子でいつも「年金生活だから」と
贅沢をしない父がこればっかりは譲らなかった。
いや、結局スポンサーは父上だったわけだから
そんな贅沢に便乗させてもらえるなら私としてもそれ程素晴らしい話はない。

というわけで3日目の午後私達はヘリの予約を入れていた。
しかもお薦めというサンセットタイム。
パイロットはもちろんオージー。私達のためだけに日本語ガイドがついたりはしない。
つまりパイロットさんが飛行中雑音バリバリのマイクでしてくれる説明を
日本語で両親に伝えるのは私の役目なわけだが・・・(^^;)

さてさて陽も傾き始めたその頃にヘリコプターは空へと上がる。
実は私はセスナは経験があるがヘリは初めて。
セスナより怖い印象があったのだけどまっすぐと上に上がっていくヘリは
以外にも安定感がありセスナよりずっと乗り心地がいい。

まず見えてきたのはカタ・ジュタ。
1枚岩のウルルと違い、36個の岩が集まってできていると言われるカタ・ジュタ。
それを母は上から一所懸命数えていた(笑)
ほ?ぉ、上から見るとこんな風に並んでいるんだ。

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そしてこちらが父の感動した眺め。
「ウルルとカタ・ジュタの両方を1度に見ることは出来ないのか。」
もう着いたその時からそう言い続けていた父。
エアーズロックリゾートはちょうど二つの間にあり決して同時には見られない。
かといって遠くに離れてしまうと遠すぎてどちらかがよく見えない。
そう、空からは同時にこれが見えてしまうのだ。
何と雄大な眺め!

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地上のカタ・ジュタビューポイントから見るのと同じ形に見えるのがこの位置。
こちらも秘かに向こうの方にウルルが見えている。

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岩のない方角を見てみると広大な砂漠が広がる。
まるで赤い海。
遠くに霞んで見えるのは塩の湖、だった気がする。
おぼろげ・・・。

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そしていよいよウルル。
既にサンセットタイムに入っていてウルルは見事に赤く燃え上がっている。
きっとこの時にもシャンパンを傾けながら夕焼けに染まるウルルを
楽しんでいた人々がいるはず。

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もう少し近寄ってみる。
こう見るとウルルってかなり形が不規則。
ずっと持っていたイメージ、多分よくある写真のイメージだが
それはもっと単純な形だった。
少々歪な方が味があり、むしろ美しい。

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ウルルまで辿り着いたヘリはそこから再びカタ・ジュタ方面にUターン。
と、そこに見えていたのはこんなに美しいシルエット。

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こんなに美しい夕陽今まで見たことあっただろうか。
ただただ溜息が漏れるばかり。

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後はゆっくりと暮れていくのを待つばかり。
その美しさに見惚れるばかり。

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お父さん、堪能させていただきました。
珍しく主張をしてくれたあなたに感謝です。