98d908fe.jpg


カラッとした空気と青い空が印象的だったノーザンテリトリーから
一気に空気が湿ったクィーンズランド州へ。
ケアンズに辿り着いた日、空模様は微妙。
実はこの時期、ケアンズはサイクロンに見舞われていてお天気がとても不安定だった。
予定に入れていたKurandaへの列車の日帰り旅も土砂崩れで運休中。
宮崎駿の『天空のラピュタ』のお城のモデルになったのでは?と言われている
パロネラパークもこの頃直撃を受けて入れない日が続いていた。
余談だけどそのせいでバナナが値上がりしていてNZでは1kg1ドル程度だったのに
ここでは1kg12ドルとか!リンゴが1kg3ドルくらいだったからね?。
この後オーストラリアにいる間中、バナナは我慢したのだった。

ラッキーなことに私達がケアンズに滞在した時は雨は降ったものの影響は然程ない程度。
影響と言えば前述のKuranda観光の列車がバスに変更になったくらいだった。

5629e830.jpg


さてホテルに着いたその日、フロントのおばさんに相談してKurandaツアーを選択。
列車はバスになったもののKurandaの町と近くにある『Rainforestation』という
アボリジニーの文化や動物達との触れ合いなどが体験できるところへも連れて行ってくれ
帰りは全長7.5kmというスカイレールで世界遺産の熱帯雨林を眼下に見下ろしながら
地上に戻ってくるプラン。

Kurandaの町に着くとまずは乗るはずだった列車を見に駅へ。
乗ってきたのはこのツアーを象徴する様々な絵が描いてある派手派手バス。
上段右端はKurandaのお土産屋さん。
下段左端はアボリジニーの楽器デジュリデュを吹いてみせてくれたところ。
その他ダンスショーやブーメラン体験などもあり盛沢山。
そして左の2つはアーミーダックという水陸両用車。
こちらで熱帯雨林の中を見学することができる。
あいにく雨だったけど。ま、熱帯雨林っていうくらいだから感じ出てました(笑)

e451db8b.jpg


そしてワイルドアニマルパーク。
この後私はこの手の小さな動物園には何度も入ることになるんだけどとにかくこれが最初。
上段の真ん中のカンガルーはお腹に赤ちゃん入れてるのわかるかな?
右はワニ。フレッシュウォータークロコダイルと言って肉食じゃない顔がすっと細い種類。
そして下段左端はウォンバット。思ったより大きくてびっくりした。

さてここでは母の希望、コアラを抱っこして写真と撮ることが課題。
こちらはツアー料金に含まれておらず希望者は食事の時間を利用して
勝手に撮ってね、方式だったのでその時間を逃しちゃならないと食後すぐそこへ。

6e9346c2.jpg
念願の『コアラを抱っこした写真』は撮れたわけなんだけど
この日のコアラは赤ちゃんコアラだったのだ。
しかもまだ練習中と・・・。
そのため係の人に「とにかくカメラをずっと見ていてください」と言われ
その間にもうひとりの係りがどうにかコアラをこっちに向かせ
その隙にすかさず写真を撮るというなんとも強引な方法(^^;)
だから3人ともコアラがこっちは向いているものの
どうにも突っ張って逃げようとしているようにしか見えない写真が
出来あがったのだった。

それとベイビーコアラは小さくて想像したように
ペタっとくっついてきてはくれなかった。
もう少し重さを感じたかった気も。
いずれにしてもなんだかコアラが可哀想だった。

たまたま私達3人しかそこにいなかったのだけど
混んでいる時なんてひっきりなしだろうしね。ちょい複雑な気持ち。
そういうことを除けば1度は体験してもいいかな。

9c5848e1.jpg


帰りのスカイレールはこちら。
森自体に負担をかけないようにと造るときから気を配られたこのレールウェイは
熱帯雨林を空中散歩で楽しめるという見事なもの。
クイーンズランド・エコツーリズム賞など多くの賞を受賞しているのだとか。
こちら、生憎の雨模様で窓には水滴で景色はあまり見えなかったし
途中の乗換駅で楽しめるはずのブッシュウォーキングとそこから見える景色などは
霧で何も見えずちょっぴり残念だったのだけど
やはりどこか感動ポイントが私や母とは異なる父。
とにかく7.5kmもの距離をスカイレールで結んでいるということに
ただならぬ感動を覚えたらしい。
記録魔の父は日々の生活の中でも常にメモを持ち歩き様々な記録をつけているのだが
彼のこの旅のノートはウルルの周りは9kmとかマウントコナーはウルルより高さが4m低いとか
多分に数値の情報で埋められている模様。
そう言えば彼は長年経理をやってきた人だったんだっけ(笑)

オマケだけど日本人は確か私達だけで日本好きだというバスのドライバーさん(兼ガイドさん)と
妙に話がはずみ(ってあちらがお喋り好きだったんだけど)
帰りにメールアドレスと電話番号をくれたわよ(笑)
こっそりくれたんだけど目ざとい母に後で
「連絡先もらったでしょ?。」と嬉しそうに言われました。
あははは?。結局別に何もないんだけどね。やる気なし?